小学校の夏休みの宿題に「校内作品展に出すもの」があった。 絵、工作、自由研究などの中から自分で選ぶのだけど、昨年は「1年生だし絵が好きだから絵でいいよね」と絵を描いて提出したら、めちゃめちゃ少数派だったとあとから知った。
昨年は夏休みの終わりに家族でコロナに感染してしまって、1週間遅れての登校だったせいで校内作品展も見に行けなかったのだ。だから他の1年生がどんなものを作ったのか見られなかった。ママ友にどんなだったかを教えてもらって、ほとんどの子が工作で絵は少数だったというのを知った。
だから今年は長男と話し合って、マイクラの鉛筆たてを作ることにした。材料は牛乳パックと紙粘土。長男が描いたデザインを元に、紙粘土に絵の具を混ぜ込み色をつけて、敵キャラの顔を作った。牛乳パックの周りを紙粘土で覆い、作った顔を貼り付けて完成。
小学2年生らしい(親も多少手伝ったけど)なかなか良い作品が出来て、本人も喜んでいた。 だけど、昨日の始業式。 クラスメイトの作品のクオリティの高さにショックを受けて帰ってきた。ショック、という言葉は使わないんだけど、「〇〇くんは時計を作ってきてたの!ちゃんと針も動くんだよ!」とか「〇〇ちゃんは木とガラスで出来た写真立てで、周りには貝殻が付けてあったの!」とかお友達の作品がどんなにすごかったかを教えてくれた。 そして最後に「オレのが1番ショボかったかも」とボソッと言った。
あぁ!子供が自信を失いかけている…! 私はそういう工作キットがあることを長男に教えた。それでも長男は、お友達が時計の針も写真立ての木もガラスも自分で作ったと思っている。だから「たいちゃんだって自分でデザインして、牛乳パックと紙粘土で一から作ったんだからすごいよ!」と言った。そしたら「そっか!オリジナルってことか」と返事があった。
子供の宿題にどこまで親が口と手を出すのか、本当に難しい。
私の場合はもうちょっと出した方が正解だったのかも。
長男は「よ〜し、来年は〇〇を作るぞー!」と、もう来年の夏休みのことを考えているので至って前向き。いいね、いいね、その気持ち。私だけちょっとほろ苦い気持ちが残った新学期の始まりでした。
ままどおるが美味しかった♡