くろのひとり時間

私が私で居られる場所

「ママ」卒業の予感がした日

小学校の町探検の見守りボランティアに行ってきました。

町探検とは、グループごとに学校を出発し、町内にあるパン屋さんやクリーニング屋さん、日用品店など様々な店舗や施設に行き、あらかじめ用意した質問をして、そこの秘密を探ろうという学習です。

私は、子どもたちの後をついて行って質問する様子を写真に収めたり、車が来たり危険があれば声を掛けて知らせたり、【見守り】なのでなるべく黒子に徹してお供してきました。

担当したグループは、息子とは違うクラスの子どもたちでした。 出発前に息子を発見。手を振ったら一瞬手を上げてくれました。

私の前を通って行く時に「気をつけてね!」とか「頑張ってね!」とか声を掛けたんですが、視線はやや下向きに、うんうんとわずかに頷くだけで行ってしまいました。

なんだ今の感じは?笑

家に帰ってきた息子に、「なんで返事しないで行っちゃったの〜?」と聞いたら「いや、心の中ではママ〜!って思ってたんだけど、なんかバイバイって言うのがみんなに聞かれたら恥ずかしくて」と言われました。

さらに「ママって呼ぶのやめようかな…」と。 「ママって恥ずかしいし、外ではお母さんて呼ぼうかな」ですと。

あら、あらあら。

どうやらうちの子、思春期に片足…まではいかないけどつま先ぐらい入ったようです。

昔、お腹の子が男の子と分かった時に、ママじゃなくて「お母さん」と呼んでもらいたいな〜と思ってました。ママと呼ばれるのに憧れてたけど、男の子だったら大きくなってもママ呼びだとなんか変かなぁと思って。 でも夫が「俺はパパって呼ばれたい」と言ったので、何となく揃えてママになりました。

いつかはママから「お母さん」とか、もしかしたら「おかん」とかになるんだろな〜と思っていたけど、そのいつかは思ったより早くきそうです。

私は結構ドライな方で、子育ても辛いって思うことの方が多くて、一分一秒でも早く大きくなって欲しい、早く自立してくれ〜と思いながらやってきたんですが、いざ子どもの親離れの予感を感じたら、少しだけ寂しくなりました。

ママ卒業のその日が来たときに、大きくなったんだね〜と子どもの成長を喜べるように、まだまだ小さい息子たちとの毎日を大事にしていこうと思います。